日本ティーインストラクター会

日本ティーインストラクター会の歴史

歴史

設立●1989年(平成元年)7月18日

日本紅茶協会、三井農林(株)、片岡物産(株)、リプトン・ジャパン(株)の4者が発起人として連署している。設立主旨書には次のように書かれている。

『紅茶は広く世界各国の人々に愛飲され、人の心に安らぎを与え、価格も安く、また、多種多様の諸要素を含んだ健康飲料で、まさに真のソフトドリンクの王様といえます。しかし、現在の日本の紅茶需要は、食生活の洋風化や所得の増加等と相俟って年々加速度的増加傾向にあるものの、その潜在需要はまだまだ大きいにもかかわらず、他嗜好飲料におされ伸び悩んでいるのが現状です。これは偏に紅茶の知識とおいしい紅茶の入れ方の普及活動が不足しているためだと考えられます。そこで、今こそ紅茶関係会社の紅茶インストラクターが一丸となって広く紅茶講習会等を開催し、紅茶の知識とおいしい紅茶のいれ方等の強力な消費促進活動を展開し、紅茶業界の発展に寄与することが必要であります。これが日本ティーインストラクター会を設立する趣旨であります』

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組織整備期●1989年(平成元年)度〜1992年(平成4年)度

設立当時は、日本紅茶協会会員会社8社のティーインストラクター18名と協会専属ティーインストラクター2名、合計20名のすべて女性のみの組織として出発した。

設立3年目の1991(平成3)年度には、一般から参加者を公募して実施した養成研修がスタートし、この年には会員会社からの養成研修参加者5名と併せ14名のティーインストラクターが誕生し、会員数の増加もみられるようになった。このため、1991年5月13日開催の第3回定時総会において次のような会則の改正を行った。

(1) 会員は、法人会員と個人会員とする。
(2) 会長は、会員以外から選任することが出来る。(内規として、副会長のうち1人は日本紅茶協会から選任する。)
(3) 顧問の規定を設け、学識経験者を顧問に委嘱する。

このような事項の他に、会の運営上の規定が補充され組織の整備が図られた。この総会にて、会長に日本体育大学講師医学博士(当時)本多京子先生の選任が行われ、また副会長には山田明氏(当時、日本紅茶協会専務理事)、顧問に下河辺章氏・荒木安正氏・相松義男氏の委嘱も同時に行われ、組織の確立が図られた。

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事業拡大期●1993年(平成5年)度〜1996年(平成8年)度

1993(平成5)年度には、1992(平成4)年度養成研修生38名が資格認定を受けて、日本ティーインストラクター会へ加入することになり、会則の改正が行われた。個人会員は「日本紅茶協会より資格認定を受けたもの」との規定に改められた。

この年から、日本ティーインストラクター会独自の研究会がスタートした。また、日本紅茶協会の「紅茶講習会システム化」事業の業務が日本ティーインストラクター会へ委託されることになった。同事業が実施されるようになってから、紅茶講習会の開催回数が急速に増加していった。

在日大使館と提携して開催する「文化と紅茶を楽しむ会」・「紅茶特別研修会」・「ティーインストラクター養成研修」事業が日本紅茶協会から日本ティーインストラクター会に業務委託がなされた。この業務委託は、1996(平成8)年度まで続けられた。

この3年間に日本ティーインストラクター会は大きく発展する足がかりをつかんだ。1994(平成6)年度には資格認定を受けたティーインストラクターは108名になり、以降急激に増え、1995(平成7)年度からは“コミュニティクラブたまがわ”においても養成研修が行われることとなり、1995年度末にはティーインストラクターの数は、258名に達した。

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運営自治化の時期●1997年(平成9年)度〜2007年(平成19年)度

日本ティーインストラクター会は、ティーインストラクター自身が自分達で、紅茶知識の向上と技術の研鑽、会員相互の親睦を図るための事業を行う新しい組織に改組された。ティーインストラクター養成研修受講年度毎に「各期生会」と呼ばれるグループを作り、独自に研究会を行った。

日本ティーインストラクター会が開催する研究会は、1995(平成7)年度は12回、1996(平成8)年度には18回と急増し、更に1997(平成9)年度には22回と回を増す一方では、問題も生じつつあった。年々増加する会員を対象にその教育と育成をどのように図って行くかが、かねてからの大きな課題であった。このことから、組織改革が行われた。

新しい体制で出発した日本ティーインストラクター会は、1998年度には設立10周年を迎えたことを記念して、「英国風ガーデンティーパーティー」を開催した。

また、1999年度には大阪でティーインストラクター認定を受けた44名が日本ティーインストラクター会に加入し、関西地区でティーインストラクターの人数が増えたことから1999(平成11)年6月4日に大阪支部が設置され、「研究会」「ステップ・アップ・セミナー」が大阪でも開催されることとなった。(現在、大阪でのティーインストラクター養成は行われていない。)

2005(平成17)年に設立15周年を迎えることから、15周年記念事業としてティーインストラクターが主体となって、本を出版することを2004(平成16)年7月に決定した。多くのティーインストラクターの協力を得て、2005年10月19日、講談社より「紅茶をもっと楽しむ12ヵ月」を出版する。それに伴い、出版当日に出版記念パーティーをエルガーハウスにて行った。その後、この本は2007(平成19)年9月現在第3版を重ねて実用書として好評を得ている。

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発展の時期●2006年(平成18年)度〜

組織としての内容を充実させてきた日本ティーインストラクター会は、さらなる発展の時期を迎えている。

会員相互の連携を深め、さらに外部へ向けての発信を行うことを目標に、2006(平成18)年度より、日本紅茶協会のHPに日本ティーインストラクター会のWebページを設けるようになった。円滑に有効な活動を行うために、規約を制定し、2008(平成21)年1月23日には「管理・運用規程」を、また4月24日より「利用細則」を施行した。また、理事を中心としたチームにより、NPO法人について研究調査を行い、連絡誌「Tea Time」85号に掲載した。

さらに今後に向けての課題としては「食育」をテーマに紅茶と日常生活との関りに取り組み、社会的な貢献と本会の認知度を高めていくことを目標として、そのために必要な研究会等を順次開催し、形を整えつつある。

そして、2008(平成20)年度には日本紅茶協会の1級(マスター)資格認定試験が行われ、初のマスターティーインストラクターが認定され、最高位の資格者が誕生した。

このような中、2009(平成21)年度には日本ティーインストラクター会設立20周年を迎えるにあたり、20周年記念事業を数々展開し、記念行事が行われることとなった。

(1)日本ティーインストラクター会HPの立ち上げと活用の開始
(2)20周年史の作成
(3)記念式典 並びに記念講演会の開催
(4)記念缶入りティーインストラクターズブレンドの作成
(5)食育プログラムによる、子供を対象とした紅茶の普及の展開
(6)横浜開港150周年記念イベント 市民共催Y150への参加による紅茶普及
以上が主たる記念事業であり、この他に各地域での地域活動も20周年を転機として活発に活動の幅を広げつつある。

また、2010(平成22)年11月1日には、日本ティーインストラクター会のさらなる飛躍のため、新しいホームページをたちあげ、現在に至る。

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インストラクター会役員および会員数の推移

年次 会長 副会長 法人会員数 個人会員数
1989年(平成元年) 與保田克美 井本利子 8社 20名
1990年(平成2年) 大塚浩子
(4〜7月)
井本利子 11社 37名
山田明代行
(7〜3月)
1991年(平成3年) 本多京子 山田明 11社 45名
1992年(平成4年) 本多京子 山田明 10社 14名
1993年(平成5年) 本多京子 山田明 12社 38名
1994年(平成6年) 本多京子 山田明 14社 73名
1995年(平成7年) 本多京子 山田明 14社 130名
1996年(平成8年) 本多京子 山田明 14社 209名
1997年(平成9年) 本多京子 山田明 14社 293名
1998年(平成10年) 本多京子 糸井傅之助・先崎キヨ子 16社 358名
1999年(平成11年) 本多京子 白石章・先崎キヨ子 14社 476名
2000年(平成12年) 本多京子 白石章・先崎キヨ子 11社 580名
2001年(平成13年) 本多京子 白石章・太田ますみ 10社 693名
2002年(平成14年) 本多京子 白石章・太田ますみ 10社 796名
2003年(平成15年) 本多京子 白石章・太田ますみ 10社 884名
2004年(平成16年) 本多京子 清水元・太田ますみ 15社 920名
2005年(平成17年) 本多京子 清水元・太田ますみ 15社 953名
2006年(平成18年) 本多京子 清水元・江川ゆみこ 17社 1015名
2007年(平成19年) 本多京子 清水元・江川ゆみこ 16社 1027名
2008年(平成20年) 本多京子 清水元・江川ゆみこ 16社 1059名
2009年(平成21年) 本多京子 清水元・江川ゆみこ 16社 1108名
2010年(平成22年) 本多京子 南谷和永・江川ゆみこ 16社 1129名
2011年(平成23年) 本多京子 南谷和永・櫻井直子 16社 1151名
2012年(平成24年) 本多京子 南谷和永・櫻井直子 16社 1192名
2013年(平成25年) 本多京子 南谷和永・田中公子 16社 1219名

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