2023年世界紅茶生産量は微減続く
世界の紅茶生産量は2021年約356万トン、2022年352万トンと微減で推移し、2023年もスリランカの回復遅れや、最大生産エリアの北インドの微減予測により、連続マイナスの可能性が高まった。主要生産国(1~9月累計)の実績はインド前年同期比98%、スリランカ100%、ケニア107%(1~8月)。
2023年紅茶業界10大ニュース
10 big news
日本はもちろん世界の出来事まで、紅茶に関する10大ニュースをお届けします。
世界の紅茶生産量は2021年約356万トン、2022年352万トンと微減で推移し、2023年もスリランカの回復遅れや、最大生産エリアの北インドの微減予測により、連続マイナスの可能性が高まった。主要生産国(1~9月累計)の実績はインド前年同期比98%、スリランカ100%、ケニア107%(1~8月)。
2023年夏の平均気温は1898年以降で最も高く、紅茶ドリンクや水出し紅茶の消費が大きく増えた。
2023年も長期的な円安が続く中、茶葉の輸入価格は高位安定しているものの、他の食品と比較し紅茶の店頭価格の上昇は緩やか。
大手コンビニチェーンがいれたて紅茶の試験販売を開始。
例年よりもフルーツティーやはちみつティー・水出し紅茶など、より様々なフレーバーやいれ方などを楽しむ紅茶が人気を博す。
2022年末に英国で初開催された世界お茶品評会「THE LEAFIES 2022」で和紅茶が最高賞。国内で開催された「日本茶AWARD2023」でも和紅茶が好評。
アフタヌーンティーが幅広い世代に浸透。ペアリングも多様化し、定番のスイーツのほか、和食や中華との組み合わせも登場。
引き続き大手百貨店の英国展では、紅茶ペアリングで定番のスコーンが大人気。
「紅茶の日」制定40周年イベント盛況。こども食堂への取り組みでは、首都圏でミルクティーの提供や食育開始。大学紅茶サークルとの交流も。
日本紅茶協会が1988年から始めている「おいしい紅茶の店」認定制度。2023年で認定店は全国244店に。
日本紅茶協会が認定したティーインストラクターが2023年度累計で2,287人に達し、紅茶メーカーはスーパーなどの店頭販促要因として、紅茶に対する知識が豊富なティーインストラクターの起用を開始した。ティーインストラクターにとっても新たな活躍の場が広がった。
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