ティーインストラクター養成研修
Tea Instructor
日本紅茶協会が認定するティーインストラクターの資格認定基準や研修内容、資格取得後の活動等について
ティーインストラクター資格認定制度について
日本紅茶協会では、その設立当初から、家庭で日常的に消費されている紅茶を、より一層おいしく飲んで頂くためには、紅茶に関する知識を深め、正しい紅茶のいれ方を実践して頂く必要があると認識し、「紅茶セミナー」を積極的に開催してきました。
しかし、それを幅広く全国的に展開するためには、講師として指導する資格をもった”ティーインストラクター”が絶対的に足りず、それらの育成・指導が課題となってきました。
そこで、日本紅茶協会では、1985年(昭和60年)から、会員各社の従業員を対象として、その育成・指導を始めました。その後、「紅茶セミナー」は順調に軌道に乗ったものの、紅茶生産国の在日政府機関(大使館など)と提携した「(各国の)文化と紅茶を楽しむ会」の開催の頻度が増えるにしたがって、改めて “ティーインストラクター”の不足が問題となりました。 そこで、日本紅茶協会として広く一般から有能な方々を公募して”ティーインストラクター”を育成・指導することとしました。
そして、その資格を明確にするために、1991年に「資格認定制度」を設けて、資格認定試験に合格した人達を「日本紅茶協会認定・ティーインストラクター(ジュニア)」と認定することとしました。
日本紅茶協会認定ティーインストラクターの名称は、商標登録されております。
登録番号 第4249734号 平成8年商標登録114544号
2025年度(第35期生)の養成研修について
(座学はオンデマンド併用)
実施期間
2025年4月から2026年3月
毎週水曜日 昼コース 14:00~16:30
隔週土曜日コース 10:30~13:00 14:00~16:30(13:00~14:00は昼休み)
※2コース共、6月の平日に1日製茶実習(必須)があります。
会場
JCビルB1Fマリンルーム 東京都港区芝公園3-6-22
東京メトロ地下鉄日比谷線「神谷町駅」下車徒歩7分
都営地下鉄三田線「御成門駅」下車 徒歩10分
JR山手線「浜松町駅」下車 徒歩15分
受講料
通常価格 330,000円(消費税込み)
<早割・学割特典あり!>
[早割]297,000円(消費税込み)
1次申込みの方(2024年11月22日締切)が対象となります
[学割]242,000円(消費税込み)
25歳未満の学生の方(大学、大学院、短大、高専、各種専門学校等に在学中の方)が対象となります
(高校生以下は対象外です)
ご参加時、学生証等身分証を確認させていただきます
参加条件
学生の方は修学に支障がないことを条件とします。
出席日数が規定に満たないと、試験を受けられない場合があります。
参加人数
各コース 40名程度
申込先
【1】
●2025年度申込み(フォーム入力)
申込みフォーム入力完了の方へ、受講料振込先などのご案内をお送りします。
一般の方はこちらから
申込フォーム
学生の方はこちらから
学割用申込フォーム
●説明会(申込フォーム入力時予約制)
研修会場での事前説明会を開催します。
・日時 2024年11月16日(土) 11:00~12:00
・会場 JCビルB1F マリンルーム 東京都港区芝公園3-6-22
・内容 研修説明、質疑応答、ティーテイスティング体験、受講生の体験談、おいしい紅茶の入れ方等
●申込み締切(1次) 2024年11月22日(金)
【2】
説明動画
ティーインストラクター養成研修の詳しい説明動画をご覧いただけます。
【3】
●お問い合わせ
〒105-0021 東京都港区東新橋2-8-5 東京茶業会館6階
日本紅茶協会・ティーインストラクター養成研修web係
TEL 03-3431-6509
FAX 03-3431-6711(24時間受付)
受講生の声
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宮谷 恵子さん
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デパートを退職し家業のバーで仕事をするうちに、自分の好きな紅茶の事をきちんと学びたいと思う様になりました。愛媛県から東京に毎週通うのは難しい…でも今しかない!と勢いで申し込みました。
研修の座学・茶摘みや実習などを同じ目標を持つ仲間と励まし合いながら課題をクリアする事ができました。
今後は養成研修で学んだ事を実践し 地元松山の皆さんに紅茶を楽しんで頂ける活動と、愛媛の「おいしい紅茶の店」を目指します。
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今井 なつみさん
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アフタヌーンティーなどの紅茶を飲む場面の雰囲気が好きで、紅茶について勉強したいと思いました。普段は会社員ですが受講を決めました。
紅茶のいれ方の他に歴史的・科学的観点から紅茶を勉強することができ、知識が深まったと感じています。
今後は紅茶教室の開催を目標にしています。手芸が趣味なので、紅茶のいれ方と合わせてティーコジーなど紅茶関連グッズの作り方も教えられたらと考えています。
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森本 禎志さん
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働いていた紅茶店を辞め、自身で紅茶の会社を起業しようと考えていたタイミングで、今しかない、と思い受講を決めました。
研修内容は思っていた以上に本格的で、ちょうど仕事にも直結することばかりで、とてもありがたかったです。仕事との両立がなかなか大変でしたが、受講生仲間と支え合いながら、無事乗り越えることができました。仲間達との絆と、研修で得られた知識・経験を活かし、今度は自身の会社で、紅茶を広めていきたいと思います。
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谷 藍里(たに あいり)さん
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幼い頃から紅茶が好きでいつか紅茶教室を開きたいと思い今回思いきって受講を決めました。講義は座学だけでなくティーテイスティングや静岡での製茶実習、デモンストレーション実習などなかなかできない体験ができ、毎回新しい発見がありました。自宅のある大阪から通うことは大変な部分もありましたが先生方や同期の支えで最後まで充実した時間を送ることができました。今後は紅茶教室やイベントを開催し、沢山の方に紅茶の魅力を伝えていきたいと思います。
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長洲 徹也(ながす てつや)さん
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ホテルのラウンジで勤務しており、紅茶を提供することも多く、紅茶に興味を持っておりました。今回会社のサポートも受け、ティーインストラクター養成研修を受講しました。研修では実際にお茶摘みをしたり、インストラクターとしての実技を行うなど実践的で大変緊張感のある内容でした。今後はお客様へのセミナーやイベント、職場内での知識向上などを行えればと考えています。
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大塚 典子(おおつか のりこ)さん
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「時間にゆとりができたから、おいしい紅茶のいれ方を学びたい」とごく気軽に申し込みをしましたが、参加者の多くは今後に生かそうと目的意識をもった若い方々でした。「私には無理!」と弱気になりましたが、実習を重ねるごとに顔見知りが増えたことは心強く、後期試験の頃には、グループの人たちと励ましあう関係が出来上がっていきました。
養成研修を終えた今、会えば声をかけられる若い仲間たちができたことが、私にとって一番の財産となりました。まずは、身近な人に美味しい紅茶を入れるところから始めたいと考えています。
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荻原 束紗(おぎわら たばさ)さん
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元々紅茶が好きでしたが、仕事の関係で紅茶に関するより深い知識を身に付けたいと思ったのが受講のきっかけです。初めは、仕事と両立できるか不安でしたが、講師の皆様による丁寧な指導で、毎週楽しく学ぶことができました。テストは、想像以上に大変で、通勤時や仕事後、休日などに勉強や練習に励みました。それだけに、合格できた時の喜びはひとしおでした。今後は、養成研修で学んだ知識や得た貴重な経験を、仕事や日々の生活に活かしていきたいです。
受講実績
トワイニングジャパン株式会社
株式会社伊藤園
エカテラジャパン(リプトン)
キリンビバレッジ株式会社
株式会社ユーハイム(フォートナム&メイソン)
長谷川香料株式会社
味の素AGF株式会社
スターバックスコーヒージャパン株式会社
株式会社コカ・コーラ
日本緑茶センター株式会社
サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社
株式会社TBSスパークル
山のホテル
株式会社帝国ホテル
京王プラザホテル
椿山荘
アフタヌーンティー・ティールーム
株式会社モスフード
他
資格認定基準
ジュニア
日本紅茶協会が定める規定の単位(年間30単位 )を習得し、資格認定試験に合格した者を「ティーインストラクター(ジュニア)」として認定し、日本紅茶協会の資格認定証書を授与します。
シニア
ティーインストラクター(ジュニア)の資格を取得した後、5ヶ年以上の実務経験と日本紅茶協会が定める受験資格(海外研修を含む)を有するものを対象に、資格認定試験を実施し、日本紅茶協会の資格認定証書を授与します。
マスター
ティーインストラクター(シニア)の資格を取得し、紅茶業界での諸活動を通じて10年以上の実務経験を有し、その他基準をクリアし且つ日本紅茶協会の資格認定委員会で、その人格、識見、並びに実績が公正に認められた者を「ティーインストラクター(マスター)」として認定し、日本紅茶協会の資格認定証書を授与します。
養成研修の内容
ティーインストラクター(ジュニア)の養成研修の目的は、広く一般の生活者に対して「紅茶に関する正しい知識と、紅茶の正しいいれ方の技術を講習する」ために必要な能力を開発することにあります。
言い換えますと、わが国での「紅茶に関する正しい知識と技術の啓蒙と普及活動」の基礎部分をお手伝い下さる方々のための養成研修講座です。
従って、4月から3月までの間に、お茶の歴史・文化から、紅茶の商品知識に至るまでの学習、さらに、講師として活動するために必要な基礎科目の習得と、紅茶製造からティーテイスティング、そして正しいいれ方と楽しみ方(バリエーション)までの実習、その他、合計30単位の履修が前提となっています。
その内容項目と単位数は、次の通りです。
- 1「紅茶学」講座など
- 8単位
- 2「講習会の手順」など指導実習
- 8単位
- 3「ティーテイスティング」実習
- 3単位
- 4「製茶実習(必須)」
- 1単位
- 5紅茶関連講座など
- 10単位
- 合計
- 30単位
上記30単位のカリキュラムは、基本的に前期と後期に分けられます。そして、各期ごとの期末に、それまで履修した分野に関する「資格認定試験」が行われます。
試験は、下記の3分野について行われます。
(a)学科試験 (b)産地別 紅茶判定試験 (c)正しい紅茶のいれ方・扱い方、およびバリエーションの指導実務試験
なお、「ティーインストラクター(ジュニア)養成研修」は4月から3月までのコースで開催されますが、日本紅茶協会では、この他にもティーアドバイザー養成研修や1日研修のスペシャルティーセミナー等、各種セミナーを開催しています。
資格取得後の活動
活動1
ティーインストラクター(ジュニア)資格取得者は、日本紅茶協会に登録をして頂きます。
登録後は、その資格を活かし各自の企画で「紅茶教室」「紅茶セミナー」等を実施して頂くことになります。なお、ジュニア資格取得者には、日本ティーインストラクター会へ加入(任意)して頂き、引続き研究会に参加して、必須知識並びに技術のより一層の向上に努めて頂くことも出来ます。
活動2
日本紅茶協会では、原則として個人的な仕事の斡旋はしていません。
ただし、日本紅茶協会が企画・実施する紅茶の啓蒙・普及活動に対して、ご協力頂く場合もあります。
よくあるご質問
紅茶百科
紅茶レシピ
Recipe