紅茶の等級
Class
リーフティーの等級区分
紅茶は仕上げの工程でふるいにかけられ、その形状、大きさによって区分されます。これを一般に紅茶の等級区分といいますが、それは茶葉の「大きさ」と「外観」を表すだけで、品質の良し悪しを表したものではありません。
OP
オレンジ・ペコー:
一般に細かい針状の長い葉で、葉肉は薄く、しばしば橙黄色の芯芽(ティップ)を含みます。浸出した水色は明るくうすいものが多く、香味が強いのが特徴です。
P
ペコー:
葉は太めでよく揉まれたもの。OPよりも短く、針金状ではなく、芯芽はあまり含まれません。水色は一般にOPよりもやや濃い。
BP
ブロークン・ペコー:
BOPよりややサイズは大きく、芯芽をふくまず形も扁平なものが多く中級品。水色はやや弱く、主に増量用に使われます。
BOP
ブロークン・オレンジ・ペコー:
需要が最も多いものです。リーフ・スタイルのどの茶よりも葉のサイズが小さく、もっとも多く芯芽を含み、よく揉まれています。水色も濃く、強く、香味も強い。
BOPF
BOPファニングス:
BOPよりも小型で、はるかに水色は濃く早く抽出されます。ブレンドに多用される上級品。
F
ファニングス:
扁平で小さなサイズで、ダストより大きい。
D
ダスト:
葉のサイズがもっとも小さいもの。
ティーバッグ用紅茶の等級区分
ティーバッグに使われている茶葉の多くはCTC製法によるものです。CTCとはCrush、Tear、Curlの略で、短時間で茶成分の抽出が出来るように、最初から細かい茶葉を作る製法です。したがって「CTC茶」には前述のリーフスタイルの茶はありません。等級を簡単に区分すればブロークン、ファニングス、ダストとなります。
BP
ブロークン・ペコー:
やや大型のブロークンスタイルのもの。
BOP
ブロークン・オレンジ・ペコー:
小型のブロークンスタイルのもの。
PF
ペコー・ファニングス:
小型のファニングス・大型のものはOF(オレンジファニングス)
PD
ペコー・ダスト:
サイズの最も小さなタイプ。
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